国際日本文化学科

京都民際日本語学校を見学しました

2024-06-04
学科のまなび

国際日本文化学科には、日本語教員養成課程を履修している学生が、各学年複数名在籍しています。最終科目では、いくつかの日本語学校に赴いて現場実習をさせていただき、日本語を教えることの楽しさ、難しさを実際に研修します。

  そして、それがきっかけで日本語教師を志し、実際に教壇に立って教えている人が何人もいるのです。

  本学日本語教員養成課程の最終科目「日本語教育実習Ⅲ」は、夏休み期間に2週間ほど、日本語学校で実習を行う科目ですが、先日(4月下旬)、その事前見学とご挨拶をかねて、履修予定者や日本語教師を志望している学生4名が京都民際日本語学校を訪問しました。同校には、世界各国の多くの学生が在籍しており、どの教室も熱気のあふれる授業が行われていて、見学した履修生たちにもそのエネルギーが伝わってくるようでした。

  二つのキャンパスの授業風景を見学させていただいたあと、同校専任教員の木林由深奈先生(本学科卒業生)より、京都民際日本語学校の教育内容・方針などについてスライドで説明がありました。日本語質問教員になって5年目を迎える木林先生の苦労話ややりがいのお話なども聞けて、学生たちもとても有意義な時間を過ごさせていただきました。同校への就職を希望する学生もいて、説明後、熱心にいくつも質問をしていました。御多忙の中、貴重な時間を割いて下さった同校スタッフのみなさま、木林先生、ありがとうございました。

  以下、参加した学生たちの感想です。

  

青木麗奈さん

わたしは、今回の民際の見学に行かせていただき、たくさん得たことがありました。木林先生への質問の時間の際に1番印象的だったのはネパールやミャンマーの学生の母語の文字の形が丸い形をしていて、その人たちにとっては、漢字が絵に見えているということです。私は今まで日本で今まで当たり前のように、漢字や仮名を習ってきたので、漢字が絵に見えるということが一度もなく、そういう見方があるとは全くも思っていなかった。日本語教師は、本当にいろんな角度から学習者から学べることが多いのだと思うと、本当に面白い仕事でやりがいのある仕事だと感じました。また、木林先生に言われて実際の実習でもやってみようと思ったこととしては、間違いノート(学習者の間違いを記録したノート)を作りたいと思いました。また、今回の見学で実際の授業の風景や実際に実習した時の雰囲気を掴むことができ、実習でぜったいに頑張ろうと思いました。そして、日本語教員に本当になりたいと思う気持ちが、今までよりさらに強くなりました。

鈴木ゆらりさん

私は、はじめて日本語学校を訪れました。京都民際日本語学校には、欧米やアジア諸国、宗教の垣根を越えて国際色豊かな学習者さんが学んでいました。せっかく日本に来たのだから、たくさん思い出を作って欲しいという先生方の思いから、校外学習や成人式、修学旅行など様々な行事やイベントなどを企画されているというのが、日本語学校ならではだなあと感じました。そして、教室で先生方が実際に外国人の方に日本語を教えている様子見学し、日本語を教えることの難しさを感じたのと同時に、日本語を学びたいと思う人々の手助けが少しでもできる様、実習など頑張っていかなければと思いました。

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