こども教育学科
最後のペットボトルツリー
2023-12-21
学科のまなび
12月1日にクリスマスイルミネーションの点灯式が行われ、庭のペットボトルツリーにも明かりが灯りました。
このツリーは、2015年に「リレー・フォー・ライフ(がん制圧を目指すチャリティ活動)」が本学のアリーナ(体育館)で開催されたときに作られたものがもとになっています。
当初は多くのイベントスタッフで組み立てたのですが、その後はごく少数の教職員で設置することになりました。そこで、見かねた施設課の職員の皆さんが土台の組み立て、ペットボトルの飾り付け、ライトの設置等に力を発揮してくださるようになりました。機械・電気などそれぞれに専門的な技術を持った皆さんですが、およそ1000個のペットボトルを土台の上に設置するのは容易ではありません。特に先端部分は、狭い土台の中から腕を外に出して作業しなければならないため大変です。
これらの作業を時には冗談を交えながら見事なチームワークで進められる皆さんと協働して一緒に仕事ができることはとても幸せなことです。
よく、本学は学生と教員との距離が近いと言われます。それは教職員間でも同じです。学生でも教職員でも、何かしようとした時、どうしたら良いかわからなくなった時、誰かに声をかけてもらったり、手を差し伸べてもらったりすることがよくあります。これは単に小規模の大学であるということだけでなく、「困っている人を見過ごさない」「人にしてもらいたいことを、人にもする」そのような風土が根付いているのだと思います。
さて、ペットボトルツリーですが、木製で、屋外での設置が続いたため、土台が老朽化しました。今年のクリスマスが最後になります。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。
藤本陽三