こども教育学科
赤ちゃん人形の沐浴実習
2024-05-08
学科のまなび
夏になると幼児教育コースでは、恒例の赤ちゃん人形での沐浴(もくよく)演習があります。
今回は、この演習について説明します。
沐浴というのは、ベビーバスなどを使って子どもをお風呂に入れることです。子どもはよく汗をかくので、皮膚トラブルを起こしやすいのです。その予防のためには、皮膚を清潔に保つことが必要です。また、からだの血液循環を良くし、新陳代謝(しんちんたいしゃ)を高める目的もあります。
この演習では、実際に赤ちゃん人形で水と石けんを使って行います。まず、DVDで沐浴のやり方を学んだあと、教員が学生の前で実際にやって見せます。それから、テキストやプリントを見ながら学生同士で教え合って沐浴に挑戦します。
赤ちゃん人形は想像以上に重いので、実際の赤ちゃんを抱いているような感じがします。赤ちゃん人形をベビーバスに入れ、顔、頭、上半身、下半身の順に洗っていきます。人形なので暴れたり泣いたりはしませんが、うつ伏せにしたときに顔が水につかったりして、本物の赤ちゃんなら大泣きしそうな場面も見られます。それでも、みんなとっても真剣にやっているので、どんどんうまくなっていきます。
緊張しながらも、テキパキと赤ちゃん人形を洗っていく様子は、近い将来の保育士のイメージと重なって、とっても頼もしく感じます。
みなさんも、是非一緒に保育を学びましょう!
担当 萩原暢子