心理学科

「京都府警察署本部」での心理実習

2023-10-02
学科のまなび

 だいぶ涼しくなってきました。少し前になりますが,夏真っ盛りの7月13日に「京都府警察署」に見学実習に伺いました。受講している学生はみんな汗だくになりながら集合場所に集まりました。

 心理学科では4年次までに講義などで学習をしてきた「心理学」や「臨床心理士」・「公認心理師」関連の集大成の一つに「心理実習」があります。座学や講義を通して学んできた内容を,実際に見学し,学びを深める科目です。そのため,「心理実習」に臨む学生たちは,普段以上に緊張と現場を見ることができるという意欲に満ちた面持ちで参加しています。

 今回は,普段めったに足を踏み入れることがない「京都府警察署本部」が実習先でした。集合場所に集まった受講生たちは,いつも以上に緊張している様子でした。しかし,出迎えてくださった京都府警察署で勤務する「臨床心理士」・「公認心理師」の先生,および広報担当の職員の方の朗らかなお出迎えを受け,緊張は学びへの意欲に変わっていきました。

 まず,施設の案内や説明を受けました。京都内の交通量をモニターし安全を保つセンターや,いわゆる「110番」がかかってきたときに迅速に対応する部署などを説明を受けながら見学しました。たくさんの職員の方たちが,京都府民や京都府内におられる方たちの安全を24時間体制で守っておられる現場を肌で感じることができる減額でした。

 次に,いろいろな展示や自転車の安全走行をシミュレーションできる体験をさせていただきました。先の緊張感ある現場の見学とはうって変わり,学生は笑顔や歓声を上げながら体験できました。

 最後に,京都府警に勤務する「臨床心理士」・「公認心理師」の先生のお話や,被害者支援にかかわっておられるNPOの方たちのお話をお聞きしました。まさに現場で活躍されておられる講師の先生方によるお話であり,遠いテレビやネットのニュースのお話とは違い,ずしんと「こころ」に響く内容でした。心理学を学ぶ者としての責任や期待をお伝えいただきました。それに呼応するかのように,受講している学生も真摯にお話を聴き,それぞれがいろんなことを抱いた様子でした。お話が終わるたびに,ほぼ全員が挙手し,質問や意見,感想を述べていました。そしてそれに熱意をもって応えてくださいました。

 終了時間になる間際まで,見学実習の指導をしてくださった講師の先生と受講学生の対話が続きました。

  

「想像以上にさまざまな職種の人が働いていることを知りました。一専門職として誇りと自信を持って働かなくてはならないと感じました。」

「広報センターの見学ですが,小学校の社会科見学のような感じで楽しかったです。白バイ体験などを通じて普段あまり接点のなかった同級生とも交流がはかれてよかったです。」

「京都府全域からかかってくる110番の頻度は2分に1件くらいということに驚きました。」

「犯罪被害者支援では,1度人から傷つけられ人との繋がりが途切れてしまったり,人に対し不信感を持ってしまうようになった犯罪被害者に対し人との繋がりを再び持てるように支援することの重要さを学ぶことが出来ました。」

  

 参加した学生の一部の感想です。

 見学実習を終え,指導してくださった講師の先生が玄関先までお見送りをしてくださいました。きっと警察を訪れる人への冷静でなおかつ暖かいまなざしで接しておられるお姿を見た気がしました。

 玄関を出ようとすると,熱のこもった見学実習をクールダウンするかのように,突如,雨が降り始め,実習先を後にしました。「京都府警察署本部」での実習でお世話になった皆様に,今後の学生の成長をもってお礼にしたいなあと思っております。本当にありがとうございました。

  

報告:科目担当 仲倉 高広

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