社会情報学環

「文章作成法」で音声教材を作り鑑賞会を実施!

2023-02-28
学科のまなび

京都ノートルダム女子大学では、2021年度入学者からの新カリキュラムで「ことばの教育」に力を入れるべく「文章作成法1・2」の授業を新設しました。2022年度はA~Fの複数のクラスが実施されましたが、吉田智子担当のAとBクラスでは、朗読家:馬場 精子(ばば せいこ)先生を特別講師に迎えての特別授業を数回、実施しました。

 2022年11月に実施された「馬場精子先生」特別授業の報告はこちら
 https://ndsi.kyo2.jp/d2022-11-14.html 

そして2023年1月にも馬場先生に大学に来ていただき、半期の「文章作成法」の授業の集大成として各自が制作する音声教材の音読指導を一人一人が受けました。

そして迎えた最終回の授業では、各自がPowerPointの機能を駆使して、自分で音読して制作した音声教材の鑑賞会を実施しました。

写真1:鑑賞会の様子

鑑賞会では、それぞれの音声教材に対して、鑑賞した学生で賞を決めました。教材名と主な賞の名前は以下の通り。

教材名:「香りの心理効果」 【理解度UP賞】【スライドわかりやすい賞】

教材名:「手話とろう者をとりまくことばの定義」 【聞き取りやすいで賞】

教材名:「SDGsのアウトライン」 【聞きやすい賞】【重要なポイントがわかりやすい賞】

教材名:「探求のプロセス『情報検索のスキル 未知の問題をどう解くか』」 【声色賞】【スマートアート賞】

教材名:「企業はSDGsにどう取り組むべきか」 【はっきり賞】【音読賞】

教材名:「殺しから見る暴力」 【声きれい賞】【内容賞】など

教材名:「茶髪を禁止/許容する倫理」 【安定賞】【興味深いテーマ賞】

 

読み方の個人指導を受けた馬場先生にも鑑賞していただき、次のコメントをいただきました。

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とても楽しみにしていた皆さんの動画を拝見しました。授業でお伝えしたことを、皆さんがどれだけ自分のものにされているか。中でも「プロミネンス」を意識した読みを、どなたも工夫されていることに感心いたしました。例えば、大切な言葉の前後で「間」を置いたり、強弱をつけたりされている点です。また、読む「速さ」についても、工夫されていました。

そして、何より大切なことは「伝えたい思い」を持つことでしょう。そのためには、内容をしっかりと把握しなければなりませんし、言葉の意味や文の構造にも関心が向きますね。

皆さんお一人お一人の「声」は、他の誰のものでもありません。ぜひご自身の「声」をよく聞いてみてください。そして、唯一無二の「自分の声」を大切に育てていってください。

馬場精子

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馬場先生、ありがとうございました。

それから、大学が実施した無記名の授業評価アンケートでは、この授業について、面白いと感じた点や学びが促進された点などを書く項目で、受講生から以下のようなコメントが集まりました。

「実際に音読のプロの方を招いて、その方から色々なアドバイスなどを貰えて良かった。」

「授業内で発表があっても、普通は読むコツまでは教えてもらえないからとても勉強になった。読むのが楽しくなるような授業だった。」

「PowerPointは使ったことがあったけれど、録音機能は使ったことはなかったので録音しててとても楽しかった。」

この授業は、2023年度以降も引き続き、馬場精子先生を特別講師にお迎えして実施します。特に社会情報課程の学生は、「文章作成法1・2」が必修授業となっていますので、お楽しみに。

写真2:鑑賞会の後、カーテンを開けた教室から雪で白くなった「大文字」が見えました(校庭の桜の木が春を待ってます)

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