国際日本文化学科

修正論文作成

2024-02-26
学科のまなび

少し前に、蜂矢ゼミ4年次生達が集まり、卒業論文の修正論文を作成していました。

S.H.さん

「擬態語に「濁音減価意識」は存在するのか―キラキラ・ギラギラを事例に―」

というタイトルで修正論文を作成しました。

名詞の「濁音減価意識」は、下記①・②のどちらかなのですが、

S.H.さんは、擬態語の場合は、①に加え、③・④が存在することを論証しました。

  ①プラスの印象のものと、マイナス印象のものとの組み合わせ

  ②特にプラスマイナスの印象がないものと、悪い印象のもののとの組み合わせ

  ③少々悪い印象のものと、悪い印象のものとの組み合わせ

  ④悪い印象のものと、さらに悪い印象のものとの組み合わせ

K.M.さん

「『和泉式部集』・『和泉式部日記』の歌語についての研究」

というタイトルで修正論文を作成しました。

K.M.さんは、歌語、和泉式部、『和泉式部集』、『和泉式部日記』について概説した上で、

『和泉式部集』中の歌語、『和泉式部日記』中の歌語を調査しました。

そして、『和泉式部日記』中の歌語に関しては、和歌中の歌語と、散文中の歌語とに区分し、

和泉式部の歌語の使用状況について論じました。

R.O.さん

「類義語 アツメル・ソロエル・マトメルの比較研究」というタイトルで修正論文を作成しました。

R.O.さんは、古典作品を中心に調査・検討し、下記①~④のうち、

①・②はアツメル(アツム)・ソロエル(ソロフ)・マトメル(マトム)に共通するが、

③はソロエル(ソロフ)にのみ該当し、④はマトメル(マトム)にのみ該当することを論証しました。

  ①対象が一か所にあるか

  ②対象が多岐にわたるか

  ③対象が欠けていないか

  ④対象が統一体であるか

G.D.さん

「古都 洛陽と京都の比較研究」というタイトルで修正論文を作成しました。

一般的には、長安と京都を比較することが多いのですが、

中国人留学生のG.D.さんは、中国の古都である洛陽と、日本の古都である京都の概要を述べた後に、

地理、遣唐使、建築物の配置の観点から、洛陽と京都の関係性を比較・研究した上で、

関係性が弱まった後の両者の近現代的な発展について論じました。

ゼミ生達は、来月に卒業式を控えています。

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