心理学科

心理実習:京都障害者就業・生活支援センターを訪問しました!

2023-08-05
学科のまなび

心理学科では、公認心理師を目指す4年次生が「心理実習」を履修し、心理師の働くさまざまな現場で見学実習を行います。
3年目となる2023年度は、8か所の施設を見学訪問の予定で、コロナの制約もだいぶ小さくなってきて、現場に入り込んでの実習を受け入れていただけるようになりつつあります。

去る6月30日、今年度初となる「京都障害者就業・生活支援センター」様にて見学実習を行いました。
このセンターは、障害のある方の「働きたい・働き続けたい」を応援する施設で、利用者の方との面談や体験実習、職場訪問など、さまざまなサポートをしています。
また、就職を受け入れる事業所からの相談を受けて理解や工夫を求めたり、リーフレット作成やセミナー開催など、社会に向けての啓発活動もされています。

実習は今年で3回目。昨年度同様、3名の公認心理師スタッフの方が講義をしてくださり、仮想事例をイメージしながらの自己記入形式の「就労パスポート」作成、さらに、その人物像のさらなる肉付けや、強み・課題を整理するため、グループでアイディアを出してディスカッションし、付箋を用いてまとめるワークを行いました。



 グループワークの様子

グループでまとめた事例イメージを、グループごとに発表しました。
時間が限られる中、どの班も分担してよくまとめあげ、スタッフの方々からも丁寧なコメントをいただきました。


  班ごとに発表 しコメントをいただきました

実習後の学生の振り返りの声を一部紹介します。

・支援者側の理想を押し付けないことが大事だと知った。

・切れ目のない連携の大切さと大変さを感じた。

・障害だから、とひとくくりにしてはいけないし、一人の人として関わることの大切さを知った。

・過去に目を向けるか、未来に目を向けるか、という視点が新鮮だった。 ・就労パスポートをしながら、当事者と支援者の双方が理解する手がかりになることが実感できた。

・「自己決定を支える」ことが重要であることや、「失敗しないように」ではなくそれが成長につながるように支援することが大事だと学んだ。

・事業者への合理的配慮を要請する連携の中で、なぜ必要なのかという説明や、背景についてのイメージが大事だと知った。

・医療機関受診、という選択肢について、グループの中で納得がいっていなかったが、その後の解説や意見を聞いて重要性が理解できた。

・就業の礎としての生活、という視点を新たに学んだ。


などなど・・・就業と生活という営みに主たる注力をしながら、一方でその方の思いや背景にも目を向ける、という視点の取り方を学んだようでした。
引率した教員としては、はじめての学外で、“社会人”らしいパリっとした学生の姿に心頼もしくなった一日でもありました。

スタッフの方々には、今年も丁寧にご指導くださり、本当にありがとうございました。

これからの実習でさまざまな分野や施設を訪れ、社会人としても心理専門職の卵としても、幅が広がってくことが楽しみです。

報告:科目担当 伊藤 一美・中藤 信哉

過去のブログサイトはこちら

Scroll up