心理学科

自然と遊ぼう!「森の秋を感じよう」の巻 開催報告

2023-11-30
学科のまなび

11月5日(日)の午後、宝ヶ池公園桜の森にて、4年ぶりに本プログラムを実施しました。2006年から継続的に開催してきた本プログラムですが、コロナの影響により2020年度から3年間は活動することができませんでした。その間、学生たちは「こどもと自然」(現代人間学部学科横断プロジェクト型科目)の授業で、自然観察や造形遊び、子どもの発達とかかわりについて学び、遊びの企画を立ててきましたが、実際に子どもさんたちとの活動ができずに残念な思いをする年が続いていました。今年ようやく再開できたこともあり、学生ボランティアは1年生から4年生まで22名(こども教育学科16名、心理学科6名)が集まりました。教員は、こども教育学科の藤本、佐藤、心理学科の高井、薦田の4名が参加しました。

当日は快晴で、11月にもかかわらず気温は25度を超える暑い日差しの中での活動となり、参加いただいた10組26名(子ども13名、保護者13名)のご家族と秋の森の中を散策し、自然観察、造形遊びを満喫しました。

遊びのプログラム「はっぱパズル」では、いろいろな形、色の葉っぱを集め、台紙ポケットに並べ入れ、ビンゴゲームを実施。木の枝についたままの葉っぱや虫食いのあるはっぱなどもあり、子どもたちの豊かな感性が現れていて見るだけで楽しいパズルができました。

はっぱパズル作成中

集めたはっぱは、「こがもPad」と称した段ボール製の台紙上において、色鉛筆で模様をこすりだす作品をつくったり、ファーブル顕微鏡で模様を観察したり、アルバムの台紙に張りつける造形遊びをしたり、子どもたちが好きな遊びを好きなだけ、じっくり取り組むことができました。

葉っぱの模様をこすりだし

   

顕微鏡でどんなふうに見えるかな?

森の中でゆったり過ごすことができたので、子どもさんの中には、走り回ったり、虫をみつけたり、たくさんドングリを集めたりする姿もありました。最後は、小さいお子さんも大人も一緒になって、パラバルーンで風を感じながら、ワクワク楽しいひと時で締めくくりとなりました。

  

   

パラバルーンに入ると、ワクワク楽しい!

ご家族からは、「普段はこんな自然環境で遊ぶことがないので、とても良い時間だった」というお話をうかがったり、事後アンケートでは、「学生さんが、子どもの成長に合わせた優しい声かけをしてくれたので、子どもが安心して楽しめていた」「子どものどんな要求にも笑顔で対応してくれた」「人見知りの子どもにめげずに構ってくれてありがたかった」など、学生の頑張りに対する暖かい言葉を頂きました。また学生からは、「こどもの想像力の豊かさを改めて感じた」「どのようにかかわってよいか不安だったが、仲良くなるまでしっかり遊べた」「子どもさんから元気をもらって、活動はあっという間。充実した時間を過ごせた。」などの感想があり、貴重な経験となりました。

 

今回の開催についてご支援を賜りました学内外の関係者の皆様には、感謝申し上げます。次回も、また「自然と遊ぼう!」を開催出来るように学生とともに準備したいと思っています。

心理学科担当教員:薦田

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