社会情報学環
ICT企業訪問~AIの学習データ作成体験~
2023-10-04
学科のまなび
先日、社会情報課程と学生と教員が(株)アックスの北山ラボを訪問しました。
(株)アックスは、次世代の移動体通信技術、知識情報処理に強みを持つAIなどの革新的なソフトウェアを探求・創造するソフトウェア開発会社です。
今回、我々が訪問した理由は、アックスが現在研究開発中のAIプラットフォーム「ごまめ」を用いた「音声を使って人間の健康状態をチェックするAI」について開発者から直接お話を聞き、かつ、社会情報課程の学生に研究開発で用いる学習用の音声データの準備作業を体験してもらうというものです。
大半のAIは、取得したデータを直接利用するのではなく、データを適切な形式に加工したり、学習に悪影響を与えるデータを取り除いたりする「データクレンジング」という作業が必要です。社会情報課程の学生が今回体験したのはその作業です。
最初、この仕事をお手伝いされている京都工業繊維大学の学生さんからの説明を聴き、次は、音声データのクレンジングに挑戦です。
わかりやすい説明と、学生の学習能力の高さも相まって、最初は操作に戸惑っていたものの、後半はショートカットキーを使い、効率良く音声データのクレンジングをすることができました。
AIには欠かせない学習用データの準備作業に触れることで、実際に社会で活躍しているAIがどのように構築されているのか、その一端を知ることができる貴重な体験でした。(株)アックスの皆様ありがとうございました。