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【開催報告】生活環境学科公開講座「コスチュームデザインの世界 ―装いの心理的機能とその効果に着目して― 」

公開講座
日時2023年11月26日14:00 ~ 2023年11月26日16:00
開催場所学内開催
予約状況受付終了

2023年11月26日、京都ノートルダム女子大学NDホールにて、公開講座『コスチュームデザインの世界 ―装いの心理的機能とその効果に着目して― 』を開催しました。
オペラ舞台衣装デザイナー・地域デザインプランナーの松田優先生が、そもそもファッションデザインとは、社会にある『デザイン』のうちの一つであることなどの基礎知識から、関わった作品について、写真や動画を織り交ぜながら、紹介、進行しました。

オペラの衣裳を製作する際には、演者が実力を発揮できる快適さはもちろん、照明が当たることを意識した布地の色味、飾りの立体感、そして観客から見た視点などを複合的に考える必要があることをお話されました。

たとえばオペラであれば、歌手が息を吸ったときと吐く時の胸のサイズが数センチほど異なり、大きめに作るが、美しく見えるように製作するにはスキルが必要なことや、スケジュールどおりに衣裳が現地に届かない場合に、今その場であるもので対応したご経験など、舞台衣裳デザイナーとしてのやりがいと苦労を披露してくださいました。

演者がメイクをして舞台衣裳を着ることで、一人の人から、役になっていくその過程を舞台衣裳を通して、支援をしており、舞台袖で、俳優・歌手陣を最後に見送れる喜びを語られました。

この日は対面のみの実施で、57名の参加者が聴講し、最後には質問が寄せられるなど舞台衣装や心理学を学ぶ学生にとって興味深い講演会となりました。

質問に答える松田先生

問合せ先:研究推進課

kenkyu*ml.notredame.ac.jp (メールにてお問い合わせの際はE-mailの*を@に変えてください。)

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