社会情報学環

Amazon品川オフィスでの “Waffle Club ~Cloud Camp for Builders!~ powered by AWS” 参加報告

2023-11-28
学科のまなび

大学の「ニュース」https://www.notredame.ac.jp/news/20231128news/ でも紹介させていただいたように、本学の社会情報課程の学生4名が、2023年11月19日(日)Amazon品川オフィスで特定非営利活動法人Waffleが、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下 AWS)と連携して開催したワークショップに招待されました。そして、そもそもの IT とは何かの理解から確認し、最終的にはクラウド(Cloud) サービスについての講義、また、IT の入り口から体験するため、まずは IoT デバイス(Internet of Things)を使ったプログラミング実習に挑戦しました。ここでは、その内容をもう少し詳しく紹介すると同時に、参加した学生の生の声をお届けします。

“Waffle Club ~Cloud Camp for Builders!~ powered by AWS” で学んだこと

 Amazon品川オフィスで9:00からスタートした “Waffle Club ~Cloud Camp for Builders!~ powered by AWS” では最初に、ワークショップの最終目標が「ITの世界を身近に感じてもらう」であることと、ITその例としてのWebシステムそして、クラウドサービスについての説明を受けました。クラウドを利用する各企業がAWSの提供するサービスを利用することで、それまでは自分で所有して、自分で準備しないと実現できなかったITシステムが、より迅速に効率よく作れて、やってみるのもやめるのも簡単だというメリットを理解しました。 

 その後いよいよ、「コンテンツワーク①」(9:30~12:00)として、M5Stack というマイコン内蔵機器に対して、ビジュアルプログラミング(ブロックプログラミング)を行うための開発環境である UIFlowでのプログラミングに挑戦しました。マイコンに各種センサーを接続して作るシステム例として示されたのが、以下の3つでした。

・学習環境最適化(温度、湿度などを常に表示する)

・自動水やり装置を作る(湿度の値によってチューブから植物に水をやる)

・ウソ発見器を作る(脈拍などの値でウソを見抜く)

CO2の値、気温、湿度を計るプログラムを書いて実行中。M5Stack とPCはWiFi接続。

 午前中の最後には、上記のサンプルに対して自分で応用したり工夫したりしたことを2名が発表し、本学の学生も挙手して発表するという積極性を発揮していました。

AWSのクラウドサービス EC2 、そしてキャリアセッション

 午後からの「コンテンツワーク②」(13:00~15:20)の最初に、AWSの講師から自社にサーバーやネットワーク機器を持つ「オンプレミス」と、自社には持たない「クラウド」とを比較して、それぞれのメリット、デメリットの講義を受けました。IoTデバイスとクラウドの相性がよいことや、AWSのクラウドサービスの一つである、EC2(Elastic Compute Cloud)の紹介と、ハンズオンの中でも利用する、CloudWatch というサービスが紹介されました。

 その後は、午前中からの実習の続きの時間となり、本学の4名を含む約20名の女子学生は熱心に実習を行いました。 本学の学生はサンプルプログラムを見ないでのプログラミングに挑戦したり、全くオリジナルのプログラムを書いて、M5Stack というマイコン画面でのアニメーションを制作して、AWSやWaffleの講師群からも賞賛されていました。

 15:50~16:30には、「キャリアセッション」と題する、5名のAWSの女子社員によるキャリアに関するトークが繰り広げられ、技術職として働くことについて考える深い内容になっていました。これは、今回のワークショップを主催したWaffle (https://waffle-waffle.org/)のビジョンが、「テクノロジー分野の教育とエンパワーメントを通じ、ジェンダーギャップを是正する」だからこそだと思いました。魅力的な社会人の方々と学生時代に出会えることは貴重です。

 さて、このような濃密な一日を送った社会情報課程の学生の声を、到着順にお届けします。

参加した学生の声・・・

「今回のAmazon品川オフィスの見学で、IT企業に対する印象が大きく変わりました。今まではパソコンに向かって1人で黙々と作業をする印象でした。しかし、コミュニケーションを取りながら、色々な人の力を借りて課題を解決するのだと知り、ますますITに興味が湧きました。また、Amazonで働く方々の生き生きとした表情が印象的でした。ITの勉強をするモチベーションが上がりました!

「Amazon品川オフィスでオフィスの見学とプログラミングの体験をしました。オフィスはまさに南米のアマゾンの自然を想起させるような空間で圧倒されました。プログラミング体験では、AWS社員の方にサポートしていただきながら簡単な装置を作るワークショップをしました。他の参加者の方のプログラムを見てみると元々用意されていたワークの手順を参考にしながら、完全にオリジナルの作品を作っていたり、アレンジを加えていたり発想が柔軟でいい刺激になりました!」

「まず、品川オフィスに入った瞬間、植物がたくさんありとてもワクワクしました。おしゃれなオフィスだと、なんだかそわそわしてしまいそうだなと最初は感じましたが、プログラミングの仕事はずっと画面を見ている仕事だと思うので、植物がたくさんあったりすると、疲れた時にすぐリフレッシュできるので、プログラミングをする方々にとって最適な仕事場なんだなと納得しました。プログラミング体験も非常に面白かったです。毎日何気なく使っているもののすべてにプログラムが組まれていて、それを組んでくださっている方がちゃんといるんだなと、当たり前のことですが感じました。

 最後に、私はAmazonのような自由で楽しそうな職場に入社したいので、自分のスキルをどんどん上げていきます。また、今回のイベントのおかげで自分がどんな大人になりたいか想像することができました。刺激的でとても楽しいイベントでした。行って本当に良かったと感じています。ありがとうございました。」

「今回のWaffle Clubでは、Amazon品川オフィス内の見学、ワークショップでのプログラミング、また社員の方のキャリアに関するお話を聞かせていただくなど、貴重な体験をすることができました。ワークショップのプログラミングでは難しい応用まではできませんでしたが、これまで苦手意識を持っていたプログラミングにトライして形に残せたことで、苦手意識を払拭することができたと思います。

 キャリアに関するお話からは、就職してからも色々な選択肢があること、新しいジャンルに積極的にチャレンジすることの大切さを学びました。今回の体験で、この先大学で何を学びたいか、今後のキャリアについても考えることができました。

おまけ(1)

このイベントを主催された特定非営利活動法人Waffleによる報告:

  https://waffle-waffle.org/2023/12/15/cloud-camp-for-builders/

  「Waffle Club ~Cloud Camp for Builders!~ powered by AWS」を開催しました

おまけ(2)当日の写真

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