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【産学連携】京都ノートルダム女子大学で「~誰もが快適な生理を~甲子園2025」が開催され、本学学生が金賞(グランプリ)を受賞しました

2025-08-27
地域社会・高大

2025年8月3日(日)、京都ノートルダム女子大学において「~誰もが快適な生理を~甲子園2025」が開催されました。本イベントは「Femtech Japan」が、2022年1月から行っている「誰もが快適な生理をプロジェクト」の取り組みの1つとして、生理に関する環境改善を目指す学生や企業・団体が参加するスピーチコンテストです。

※イベント当日の様子はこちらからご覧いただけます


本学からは心理学科の学生がスピーチにエントリーした他、幹事校として司会進行やサポートスタッフとして多くの学生がイベント運営に参加しました。

イベント開催にあたり、本学現代人間学部長・伊藤一美教授が幹事校挨拶の中で「生理は初潮を迎えてから閉経に至るまでと、人生90~100年時代の中で半分弱を占めるダイナミックな営みである。個人個人で体験が違い、悩みや辛さの共有が世間的にはまだまだデリケートとされる事柄だが、(本日のイベントのように)オープンに建設的に語られるようになってきているということは、とても力強く感じられる。全体的・客観的に捉える視点とともに、一人ひとりの物語についても語り合えるような社会になることが今後大切だろうと感じている。」と述べました。

当日は西日本の高校・大学や企業から7団体が参加しました。各団体が生理に関する課題や活動の意義について、独自の観点で個性的なスピーチを展開しました。

本学心理学科・松島ゼミ、尾崎ゼミの学生はスピーチの中で、能登半島地震の際に災害用生理用品が不足していたとして、「水や食料と同じくらい大切なのに後回しにされ、多くの女性が困難に直面した」という現状を指摘。また、男性を対象にした意識調査を実施し、その結果から「生理に対する男性側の正しい知識と当事者意識の醸成が不可欠。生理は女性だけの問題ではなく、社会全体で支え合うべき課題」と問題提起を行いました。

各団体によるスピーチが終了した後、来場者による投票と審査員による審査が行われ、また審査の時間を活用し、第二部として「トイレ内に生理用品がある社会を!」というテーマで、大阪大学大学院人間科学研究科・杉田映理教授によるセミナーが実施されました。

続いて第三部として、今回発表を行った本学心理学科松島ゼミ・尾崎ゼミの学生と本学教職員によるトークセッションとして、2つのゼミで実施した調査内容をもとに、教職員を交えて生理に関する知識・理解を深めるためのディスカッションが行われました。

トークセッションには男性職員も登壇し、学生が男性への意識調査を行った前後で「男性が生理をどう捉えているか」といった印象の変化について質問を行い、調査を担当した学生は「調査前は生理については女性だけが考えていると思っていた。しかし調査を通じてパートナーやきょうだいがいる男性は、生理の際の不調に対して対処できることや援助を考えていることが分かり感動した。」と結果を振り返っていました。

トークセッションの終了後、スピーチコンテストの審査結果が発表され、本学学生の発表は総合部門の「最高金賞・グランプリ」および掲示物部門・特別賞を受賞し、副賞とともに2025年11月8日(土)に東京・青山にて開催される「第3回~誰もが快適な生理を~サミット2025」の登壇権を獲得いたしました。

当イベントの主催であるFemtech Japan Femcare Japan実行委員会・委員長の野口氏は、イベントの総括として「今回の“誰もが快適な生理を甲子園2025”は、昨年11月の東京開催に続き2回目の開催となったが、皆さんのスピーチを通じて、生理に対する思いや取り組みが確実に広がっていることを実感した。男性や他地域の方々にもご参加いただき、こうした場が“当たり前”になることの大切さを改めて感じた。まだまだ多くの方に届けたいという思いもあるが、今日のような場を重ねることで、少しずつ社会を変えていけると信じている。今後も皆さんと力を合わせて、この取り組みを全国に広げていきたいと思う。」と語られました。

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