吉田智子教授が「2022PCカンファレンス優秀論文賞」を受賞しました

2023年4月開設予定の社会情報課程 吉田智子教授がプログラマーで本学ゲスト講師の藤田昭人氏と共同執筆した論文「チャットボットのルール記述を利用したAIとプログラミング教育の試み」が「2022PCカンファレンス優秀論文賞」を受賞しました。

 

写真左から、吉田智子教授 藤田昭人氏(京都ノートルダム女子大学にて)

 

<吉田 智子教授 受賞コメント>

私は大学で教えるようになった約20年前から、自分自身もわくわくしながらコンピュータ技術の本質を体験しながら理解できるような教材作りを続けてきました。

今回は、AIと人間とのコラボレーションを目的として開発した「読み聞かせチャットボットのルールを記述して返答させる!」という部分が、AIの本質的な理解に加えて、プログラミング学習の準備にもなるということを、論文にまとめました。この教材を初等教育で求められるプログラミング的思考を養うために使うことで、中等教育で本格的にプログラミングを学ぶ際の準備になると考えています。

この教材の開発に協力し、体験実習を楽しんでくれた本学の学生たちと共に、この賞を受け取りたいと思います。ありがとうございました。

 

<藤田昭人氏 受賞コメント>

京都ノートルダム女子大学の「インターネット社会論」のAIのパートのゲスト講師をするようになって数年経ちました。

シンギュラリティなどの話に触れた学生には「AIが自分の将来について不安を抱かせるイメージ」が強いようでした。そこで2021年度は、AIの仕組みそのものを学生に体験してもらう機会を用意しました。専門的な知識に乏しい学生にも寄り添えるテーマを思案した結果、童話の読み聞かせという演出に辿り着きました。限られた時間の中で、学生のスマホのブラウザ上で動く実習教材を作成したので、準備から授業本番までバタバタの連続でしたが、授業で学生には「人間の気持ちに寄り添うロジック」についてよく考えてもらえたと感じています。

この体験実習を2022年度以降も続けることで、教材と授業内容について更にブラッシュアップを続けたいと思います。

 

 

本学は1992年から在学生に向けた情報教育をスタートさせており、30年の情報教育の歴史を持ちます。

2021年には、すべての学科を対象とした情報活用力プログラム(基礎)が、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に京都の私立大学で初めて認定を受けています。

また、2023年4月からは社会情報課程を開設(予定)、情報学の知識を活かして社会の諸課題と向き合うための「情報+α」の学びを展開します。

吉田教授は、社会情報課程長に就任予定で、これまでの研究や受賞結果が課程運営に活かされます。