国際日本文化学科

「日本伝統文化論 」で尺八の特別講義がありました

2023-11-30
学科のまなび
11月16日の「日本文化伝統論」に琴古流尺八奏者の岡田道明先生を招いて、尺八の昔と現在についてお話ししていただきました。
先ずは尺八の作りと構造についてのお話しです。尺八は根っこついている竹を利用しますが、それを乾燥するためには数年間かかるそうです。
尺八の素材は竹というイメージでしたが、なんと、竹の他、木、プラスチック、メタル素材のものもあり、それぞれに個性があります。しかも長さ1尺8寸の他、曲に応じて、様々な長さのものがあります。
最近の学生にはあまり馴染みのない虚無僧の姿に扮して、道具を紹介しながら実演をしていただきました。
尺八の歴史を、古代から現代まで分かりやすく説明していただきました。先生のお話の中で特に印象的だったのは、現代の若いアーティストたちを紹介する時のことばです。「彼らは尺八を西洋の楽器、西洋音楽と一緒に演奏しますが、そのベースは古典です。若いアーティストはしっかりと古典を勉強できたときに、このようなアレンジができます」と。それは音楽に限らず、他の勉強にも通じます。古典や、伝統文化をしっかりと身につけるのはとても重要なことだと感じました。

文責:朱鳳

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