こども教育学科

こどもが楽しく分かる社会科授業 フィールドワーク 最終版

2024-03-06
学科のまなび

本日は、フィールドワーク最終版です。

社会科教育学ゼミでは、フィールドワークも大切にしています。

先日も卒業を間近にした4年生のゼミ生とフィールドワークに出かけました。

図画工作科担当の先生もお誘いし、一緒に出かけました。

今回は、近鉄向島駅からスタートし伏見方面へと歩きました。

私自身も、念願のコースです。

向島駅周辺は、かつて巨椋池と呼ばれる池がありました。

豊臣秀吉が築いた巨椋池を縦断する小倉堤上の道が、奈良街道(大和街道)として地形的にも分かりやすく残っています。

そこを歩き観月橋へ。

観月橋を渡ると、秀吉が拠点とした指月伏見城跡に向かいます。
この城は、秀吉の時代、慶長伏見地震で倒壊したとされ、その遺構がなかなか確認できず、幻の城と呼ばれていました。


しかし、平成27年に周辺の再開発に伴い、その遺構が発見され存在が確認されました。
その石垣が、現在は公開保存されています。
そして、伏見周辺は、住所が当時の大名の屋敷にちなんだものが残っています。
写真は「桃山筒井伊賀東町」のものです。
この町名は、安土桃山時代の武将筒井定次の屋敷跡であることを示しています。
筒井定次は、秀吉により伊賀の国を領地として与えられており、その事実が町名からも分かります。

このような事象を一つひとつ確認しながら歩いていきました。
その後、伏見奉行所跡や鳥羽伏見の戦いの弾痕跡、御香宮神社、琵琶湖疏水へと歩き、さらに寺田屋などにも立ち寄りました。

京都には、ありとあらゆる場所に、時間や空間の広がりを感じることができるフィールドが存在します。
改めて、その素晴らしさを実感できるフィールドワークとなりました。

大西慎也

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