こども教育学科

コロナ禍で失った こどもの体力を取り戻す

2023-10-03
学科のまなび

 新型コロナウイルス感染症の流行下では、休校や外出自粛、移動制限、体育授業・部活動の制限、運動・スポーツイベントの中止などにより、約3年の間、こどもたちは、不安とストレスを感じながら生活していました。その結果、こどもの体力や健康に大きな影響を及ぼしたことが、現在、大きな社会問題となっています。

 

 

 今後、こどもも、大人も感染症に対する抵抗力をつけ、健やかな心と身体を保っていくためには、健康的な生活を習慣づけていくことが大切です。それは、保健学習・保健指導において学習していく、①適度な運動をおこなうこと、②栄養のバランスのよい食事を摂ること、③十分な睡眠をとること、④しっかり排泄ができることです。これらの生活習慣は、それぞれ独立しているものでなく、関連性があります。特に運動については、生理的な欲求がないため、意図的に身体を動かし、運動習慣を身に付ける必要があるといえるでしょう。

 この適度な運動は、体育・保健体育の中でも、特に「体つくりの運動遊び」「体つくり運動」の内容を中心に、児童・生徒が楽しく取り組むことが、その後の運動欲求につながるといえます。運動は「楽しさ」や「達成感」を感じることで、継続したり、運動量が増えたりすることに結び付きます。今回のコロナ禍による困難な状況での経験を活かし、今後の心身の健康を保持増進するため、適度な運動習慣を身に付けることが大切です。

髙田佳孝

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