国際日本文化学科

宇治へのフィールドワーク!平安時代を学べ!

2023-12-18
学科のまなび

年末が近づいてきました。徳川家康が主人公のNHK大河ドラマが最終回を迎えましたが、来年度は紫式部ですね!! だからというわけではないのですが、先日、ゼミで宇治に行ってきました。

もちろん紫式部像の前で記念撮影。

背後の宇治川は、琵琶湖から流れる唯一の河川。かかる宇治橋は、日本最古橋の一つです。

宇治には、平安~鎌倉時代の日本文化をしのぶことのできる場所が多数あります。
まずは、平等院!! 十円玉でおなじみの眺めですね。現行一万円札に表されている鳳凰も、平等院の屋根に飾られているものがモチーフです。

浄土思想を体現した建築や庭を拝見し、ミュージアムで雲中供養菩薩などを詳細に観察しました。さらに鳳凰堂の内部見学もしました。天才仏師・定朝(じょうちょう)による阿弥陀仏の鎮座される空間、それが1053年から残されているという事実に圧倒されました。
鮮やかな朱色は、天然顔料を用いて修復されたもので、触ったりすると、手や洋服に顔料がついてしまうそうです。注意して参観しました。

昼食の後、源氏物語ミュージアムで、「宇治十帖」の内容を復習しました。平安時代の文化や宇治十帖のあらすじが実物大展示やシアターなどで大変分かりやすく説明されています。ややこしい源氏物語ですが、様々な工夫のおかげで、かなり頭に入りますね。

さらに、最古の神社建築である「宇治上神社」も訪問しました。奥は本殿、手前に少し見えているのが拝殿で、どちらも国宝です。

あいにくの雨で、傘をさす時間も長かったのですが、楽しく平安時代についての理解を深めた一日となりました。

過去のブログサイトはこちら

Scroll up