こども教育学科

発想を豊かに-保育身体造形表現の授業より-

2024-03-21
学科のまなび

保育の授業で「身体造形表現」という授業があります。この授業では、モノを造ったり、体を動かしたりして、様々なもの(こと)を表現する時間です。

自由な発想が求められていますが、受講している学生たちは、今までの固定観念が大きく影響しています。その結果、お題が与えられても単純な動きや単一的な活動になってしまいます。例えば、「象さんになって歩きましょう」というお題であれば、腕を大きく振りながらゆっくりと歩きます。

本来、幼児期のこどもたちは、各々の発想が認められ、自由に活動することが許されています。そこで豊かな発想が育まれていきます。指導する立場にある大人が、殻に閉じこもり、枠をつくってしまっては、こどもたちも豊かな発想にはなりません。その固定観念を少しでも崩していくことが、この授業のねらいでもあります。授業が進むにつれ、学生たちの表情も頭の中も柔らかくなり、笑顔がどんどん増えていきます。

授業の終わりには、自分たちで考えた表現活動を先生役となっておこない、他の受講生をこどもたちに見立てて、実施します。お互いによいところや改善点をディスカッションしながら、よりよい表現活動につなげ、今までの概念をよい意味で崩していけるような授業となっています。

髙田佳孝

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