英語英文学科

英語英文学科の卒業生が学会発表を行いました

2023-06-11
学科のまなび
研究

英語英文学科卒業生の佐藤桃華さん(2023年3月卒業、現在は株式会社ベルーナ勤務)が、6月3日・4日に立教大学で開催された第52回日本コミュニケーション学会年次大会において、指導教員との共同発表の形でご自身の卒業研究に基づいた研究成果を発表されました(在学中の2023年1月31日応募、3月5日採択)。

卒業論文の題目と同じ「個人の認知・心理的特性の歪みが他者のコミュニケーションへの評価に与える影響とその関連性の解明ー完璧に見える人物が癪に障るのはなぜかー」というタイトルでの発表では、一見してコミュニケーションに関して高い評価を受けている人物の中にもその「印象操作の意図性」を感じさせる人物が一定数おり、ただしそういった「意図性」を敏感に感じとる傾向のある人間は少数派であり、そうした傾向のある人間は「他者への反応への関心」が高く、同時に、「仮想的有能感」や「自己本位性」といったいわゆる「歪んだ」対人認知を持つ傾向があるあことを、質問紙調査の結果から提示しました。

発表は佐藤さん自身がメインとなって行い、フロアからの質問やコメントにも適切に対応されました。今後、一社会人として(あるいは将来的に大学院生や研究者として)、指導教員との共同研究を継続し、そうした「意図性の漏洩」が単なる幻影(認知のがみの成せるところ)なのか、実在(実際のコミュニケーション・キューが存在し、これか正確に認知されているということ)なのか、という新しい研究課題に取り組みたいと話してくれました。今後の佐藤さんのご活躍を期待しています。

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