国際日本文化学科

韓国食文化体験に行ってきました!

2023-11-17
学科のまなび

国際日本文化学科「韓国の社会と文化ゼミ」(3年生)では韓国の食文化についての学びの一環として、大阪鶴橋のコリアタウン御幸通商店街にある成田商店さんにお邪魔し、キムチづくりに挑戦してきました。

まずは女将さんから韓国の食文化とキムチのなりたちについてお話をうかがいます。

「キムチ」は「沈菜(シムチェ)」がなまった言葉で、漬物のことは何でも「キムチ」と呼ぶそうです。成田商店さんの店頭にも、私たちになじみ深い白菜やキュウリのキムチ以外に、ナスのキムチ、レンコンのキムチ、ラッキョウのキムチ、山芋のキムチなどたくさんの種類のキムチが並んでいました。私もいくつか買って帰りましたが、個人的にはレンコンのキムチがおすすめです。

成田商店さんのキムチは日本人向けの味に少しアレンジされているそうですが、韓国のキムチはじっくり発酵させて食べるそうです。発酵させると酸味が増しますが、乳酸菌も増えてお肌にとってもいいとのこと。韓国人の肌がきめ細かいのはキムチのおかげだとか。キムチを漬ける韓国の風習はユネスコの無形文化遺産にも登録されているそうですよ。

さて、いよいよキムチづくりです。女将さんが用意してくださった白菜の塩漬けに薬味(ヤンニョム)を塗りつけていく「簡易版」のキムチづくりではありますが、白菜の葉を一枚一枚めくって塗り残しのないよう丁寧にキャンニョムを塗り込んでいく必要があります。まずは手作りヤンニョムをちょっとお味見。その濃厚な味わいに学生もびっくり。

うまく塗れたでしょうか。

それぞれのキムチが無事完成しました!

キムチづくりのあとはコリアタウンにほど近い平野川沿いに旧猪飼野を散策し、在日コリアンの歴史と暮らしについて学びます。

かつて平野川に架かかっていた「猪甘津橋(いかいつのはし)」は日本最古の橋ともいわれ、日本書紀にも登場します。残念ながら猪甘津橋は現存しませんが、近くの猪飼野新橋には日本書紀に記された「為橋於猪甘津即号其処曰小橋也(猪甘津に橋為す 即ち其の処を号けて 小橋と曰う )」の14文字の銘板が掛けられています。

百済からの渡来人が住んだという古代猪飼野に思いをはせました。

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