心理学科

小児医療ボランティア実践講座「NDラボ 2023早春編」 開催!!

2024-03-07
学科のまなび

現代人間学部共通科目「病児の発達と支援」の修了生は、2021年度から小児病棟入院中で院内学級に通う子どもたちに向けて、ボランティア実践「オンライン実験教室:NDラボ」を開催しています。

昨年12月には『楽器で楽しもう』と題して、前回12月のクリスマス編(記事はこちら)を行いました。

そして、第2弾は「豪華客船での宝探し」。

今回は、心理学科2年次の5名が、年明けすぐから準備を始め、新聞・シナリオ・招待状・チケット作成など、子どもたちのワクワクを先取りしながら、仕込みに手間をかけました。

豪華客船・海賊・宝石の発見・・・を綴った新聞と

招待状やお楽しみ券など、事前にお届けしました

2024年2月27日当日。京都府立医科大学附属病院・京都大学医学部附属病院・京都市立病院・京都第二赤十字病院の小児病棟院内学級(京都市立桃陽総合支援学校分教室)の子どもたち(小中学生9名)が、分教室やベッドサイドから参加してくれました。2つのブレイクアウトルームに分かれ、子どもたちは乗客、学生はクルー(スマホ自撮り)となって、学内探検=豪華客船ツアーが始まりました。

グループに分かれて、いざ出発!

ツアーが始まるや否や、あるはずの宝石が海賊に奪われていたことが発覚! 乗客とクルーとは、どこかに海賊が紛れているかもしれない・・・とドキドキしながら、宝石を探し始めます。

チェックポイントには、宝箱のマークがあったり、クイズが置かれていたり。

客船本部のクルーが子どもたちと交信しながら、答えを考え、ミッションをクリアします。

宝箱マークをめくるが宝石ではない変な物体が!!  かと思うと難易度さまざまなクイズ

そして図書館へ行くと、集密書庫が岩山の扉のように開いたかと思ったら、そこには・・・海賊が!!

じゃんけん勝負を挑む海賊に、子どもたちと客船本部のクルーとが、力を合わせて作戦を練り勝負します。

次に出すのを予告する海賊。嘘かも?心理戦です

客船本部のクルーたち(海賊ではありません)。2グループのナビをしてくれます 。

そして…2つのグループとも、無事に海賊をやっつけ、すべてのポイントをクリア! 

招待券に3つのシールがたまり、客船からの景品と交換します。

さくらのギフトパックに海賊たちから奪い返した宝石が!! 

分教室の子どもたちや先生方から終了後、

「楽しかった!」「また来てほしい!」という感想の声がありました。分教室の先生方からも、「子たちが目をキラキラさせていた」「招待状のクオリティが高く、みんな楽しみにしていた」とお知らせいただきました。

活動を終えてほっとした学生たちからは、「思ったよりもたくさんおしゃべりしてくれた」「アドリブが結構うまくいった」「前の企画と変えたいという努力が実った」「自撮り画面が揺れて心配だったけど、船の揺れに見立ててもらえた」など内容の振り返りに加えて、準備や企画段階での協力体制が達成感につながったとのことでした。

子どもたちと一緒に力を合わせた海賊やクルーたち 終わっての笑顔

直接手は届かないけれど、言葉と気持ちがつながった50分間。

またぜひ次の機会にも展開していきましょう!

報告:伊藤 一美・薦田 未央(心理学科 担当教員)

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